麦わらの一味の「10人目」として、これまでにも多くの候補者の名前があげられてきました。
2024年1月現在、もっとも有力視されているのが「大喰らい」ジュエリー・ボニー。
ネット上でも肯定派・否定派、さまざまな考察が飛び交っていますが、あなたはどう思いますか?
ボニーは麦わらの一味に仲間入りするの説に筆者は賛同します。
麦わらの一味『大人組』を応援する当ブログの主旨とは離れますが、どうしても語りたいので記事にしました。
ボニーが一味に加わる理由を以下の3つの視点からお伝えいたします!
- キャラクター的視点
- 物語的視点
- 仲間の法則
素人考察ではありますが、ゆるっと楽しんでいただければ幸いです。
キャラクター的視点
大食いや技においてルフィと被る面がやや気になりますが、ヴィジュアル的には申し分ありません。
一味の勢ぞろい図も華やかになりますね
また、2~3メートル級の高身長な面々が目立つ一味ですが、子供(小柄)なボニーが並ぶことで縦のバランスが整います。
ルフィの老化を回復させる役割
最近、ギア5を使用したあとのルフィのヨボヨボ具合が強調して描かれています。
広く言われていることですが、ボニーの「トシトシ」の能力が助けになるであろうことは明らか。
ただ、毎回老化⇒トシトシで若返る主人公ってどうなの?という疑問も残ります。
ルフィもいずれ克服するだろうから、ボニーの能力は一時的に必要になるだけで、仲間入りの理由としては少し弱いかもしれませんね
しかし、共闘自体もこれからの話ですから、新しい戦い方も十分考えられます。
黒ひげとの対比
黒ひげ海賊団、マーシャル・D・ティーチとルフィの対比が描かれていることもファンの間ではお馴染みの話。
二人が出会った原作24巻223話のエピソードが有名ですね。
おなじチェリーパイを食べ、ルフィは不味いと言い黒ひげは美味しいと表現。
また夢や野望においても自由を目指すルフィに対し、黒ひげは支配を目指しているといわれています。
そこで気になるのが、過去にボニーを捕らえた際の黒ひげの発言です。
仲間にするにゃあ弱くて要らねぇが
どうだ
おれの女になるなら連れてってやってもいいぜ
ONE PIECE 尾田栄一郎 集英社 61巻595話より引用
ボニーを黒ひげは「連れて行かない」と選択、ルフィは「連れていく」と選択することで、更なる美しい対比が生まれますね。
根が悪人ではない
『ONE PIECE』は少年誌連載漫画です。
しかも王道作品です。
週刊少年ジャンプ2024年4・5合併号、1102話にて、くまを探しに出たボニーが海賊となり各地で活躍?する過去回想での台詞にルフィと通じるものを感じます。
海賊らしくあるための鉄の掟‼
欲しいものはうばい取れ‼(悪者から)
人助けはするな‼(なるべく)
ワンピース/尾田栄一郎/集英社 1102話より引用
王道少年漫画の主人公チームに入るからには、海賊といえど道徳に背く行為は危険がやけどします。
物語的視点
つぎに物語としての視点から深堀りしてみましょう。
天竜人(世界政府)との対峙における大義名分
『ビビ』の件がありますので、大義名分は既に十分あります。
現に、コブラ王の訃報やビビの失踪を知り、「すぐにでも助けに行きたい」と居ても立ってもいられない様子のルフィ達が単行本105巻1060話にて描かれていました。
「今は時期でない」とゾロにいさめられ、進路を変えずにエッグヘッドにたどり着いた先でのボニーとの出会いは偶然とは思えません。
天竜人や五老星との因縁深いボニーが仲間に入ることで、ルフィたちが五老星と対峙しボニーと共闘することは必須と思われ、ひいては先々のイム様との大戦(ビビとの合流)につながるのではないでしょうか。
尾田先生らしい運命を感じさせる神懸かり的な手腕ですにゃ
なお、ボニーも国王枠なので仲間にはならないとする説もあるようですが、ソルベ王国の真の国王は他にいるため、ボニーは国王枠ではないと考えます。
「一味」から「海賊団」への転換
最後に「ボニーは既に他海賊団の船長なので一味には加わらない」という説について考えてみましょう。
ごもっともなのですが、かつて他船の船長だったジンベエが一味に加わった前例もあります。
そう何度も船長を引き抜くのでは芸がありませんので、ボニーにおいては他の仲間たちも引き連れて麦わら入りするのではないでしょうか。
ルフィがかつて、一人目の仲間となったゾロに対し『剣豪にくらいなってもらわないと困る』と言い放ったように、未来の海賊王が率いるチームが「一味」では困るのです。
大船団を抱える一味のトップですから、本船も「海賊団」としてパワーアップしても良いかと。
ボニーとその仲間たちが加わることで『麦わら海賊団』の誕生への転換を迎える流れこそ最終章に相応しいのではないかと思います。
次いで『ハートの海賊団』も一味に加わるのではないかと筆者は考えますが、そこはまた別記事にて。
仲間の法則
さいごにワンピースファンの間では定番の『仲間入りの法則』について考えてみます。
数字の法則
ファンの間では定番の「数字の法則」。
ルフィ:ゴムゴム=5・6・5・6
チョッパー:ヒトヒト=1・10・1・10
ロビン:ハナハナ=8・7・8・7
ブルック:ヨミヨミ=4・3・4・3
能力者が食べた実の名前がすべて数字化できるというものです。
さらには56+110+87+43に29を加えると、=325(サニー号)になるというトリビア考察も有名ですよね。
しかし、ゴムゴムの実がヒトヒト化(=1・10・1・10)したことで、この法則は見事に崩れ去ってしまいました。
強引にいきますと「トシトシ」⇒「10・4・10・4」と数字には変換可能なので有効とも言えます。
また、元祖候補だったバーソロミュー・くまの「2・9・2・9」の意志を引き継ぐという意味では十分に有り得るのではないでしょうか。
くまの今後の生死は尾田先生のみぞ知るところですが、ニカに強いあこがれを抱く「くま」が愛娘をルフィに託すことは必然であり、「くま」に対し強い恩がある一味にもボニーの仲間入りを拒む理由は見当たりません。
『役職』
ボニーが12歳の少女であることが判明した今、こなせる『役職』が存在するのかも注目ポイントですね。
麦わらの一味:革命家
麦わらの一味:旅人
麦わらの一味:変装者
麦わらの一味:妹
いろいろと無い知恵を振り絞ってみましたが、しっくりくる役職は『革命家』かもしれません。
そもそも他の海賊団には役職すら持たない単純な「クルー」「船員」というものも存在するため役職がすべてだとは思いませんが、少数精鋭の海賊団だからこそ、船上での役割というのは非常に大切な気がします。
かつてジンベエが『操舵手』になると想像した人はどれだけ居たでしょうか。
今回も尾田先生が驚きの役職を用意することも十分考えられます。
ルフィが海賊王になることで叶う夢
これも定番の説ではありますが、麦わら一味にはそれぞれに夢があります。
ゾロ:世界一の剣豪
ナミ:世界地図を描く
ウソップ:勇敢なる海の戦士
サンジ:オールブルー
チョッパー:なんでも治せる医者・万能薬になる
ロビン:空白の100年の謎を解き明かし歴史を知る
フランキー:自分の作った船が世界一周する所を見届ける
ブルック:ラブーンとの再会
ジンベエ:魚人差別のない世界をつくる?(作中描写未掲載)
ボニーの夢は『父・くまと世界旅行をすること』です。
そのためにはバーソロミュー・くまも揃って一味に加入する必要が生じてきます。
親子での一味入りは、当サイトとしても応援したいところではあります。
親子二人で仲間入りを果たし、ルフィやチョッパー・ウソップたちと無邪気に遊ぶボニーを眺めながら、ブルックとお茶を飲み微笑むくまがいる世界線があれば最高なんだけどね……。
しかし、最新話にて『自爆スイッチ』なるおそろしい伏線が張られてしまった今、ボニーはくまの遺志を継ぐ者として世界を旅し、世界中の奴隷を救うという使命を得る可能性があるでしょう。
哀しいことですが、一味の法則『辛い過去』の条件も既に満たしているといえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
尾田先生はサプライズの天才です。
2024年の『ワンピース』も、私たち読者の予測をいい意味で「ひっくり返す」ことは確実。
ボニーが仲間入りするにしろ入らないにしろ、胸アツの展開は間違いないでしょう!
あーでもないこーでもないと語るのは楽しいので、よかったらあなたの考察もコメント欄で教えてくださいね
最後までご覧いただきありがとうございました
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