【ONE PIECE 第1110話】“降星 ”ネタバレ感想&考察|悪魔と五老星

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今週もONE PIECEジャンプ最新話(2024年16号掲載分)について遅ればせながら語ります。

我々大人はともかく、小さいお友達の中にはトラウマになる子もいるのではちょっぴり心配になる回でしたね。

それだけ尾田先生の画力が凄いってことなんですけど……。

ワンピース最終章・エッグヘッド編も終盤!

普通のワンピース好きのアラフィフ凡人が、最新話について語ってまいりまーす。

当記事はONE PIECEの最新話の内容を含みますので、ネタバレが苦手な方はブラウザバック願います!

また、ジャンプ最新話を読んでいることを前提とした記事構成としており『あらすじ』は省略気味です。以上のことをご理解の上、純粋に作品を楽しめる読者の皆さまと感想や考察を共有できればと思います♪

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ではさっそくいってみしょう!

目次

扉絵連載にはモモとヤマトが登場

引用元:週刊少年ジャンプ2024年16号『ONEPIECE』1110話より

新連載Vol.2では、ヤマトがワノ国の漫遊にモモの助を誘っているような絵でしたが、皆さんはどう読み取りましたか?

「モモの助くん、行こうよ‼」なんて声が聞こえてきそうです。

拗ねているようなモモの助が実年齢を表していて愛らしいですね😊

先週の絵柄から、てっきりカイドウとリンリンのマグマからの復活劇が描かれるのかと思いましたが違ったようです。

CAT

ワノ国近辺のその後が描かれるのかにゃ?

それはそれで楽しそうだけど、カイドウとリンリンの珍道中も少し見てみたい気もしますよねー。

どう転んでも、次週の扉絵も楽しみです!

ベガコーヒー

覇気のような稲妻がはしり、混乱を極めるエッグヘッドや、もぬけの殻となった『権力の間』を背景に、ベガパンクの音声が響きます。

待機中に語られる『ベガコーヒー』。

水に一粒落とすだけで暖かいコーヒーになるというエコ満載のコーヒーについて語られました。

筆者もコーヒーは大好き(ブラック派)ですが、尾田先生をはじめとするアシスタントの皆さんも、執筆中はコーヒーを多く嗜まれるのかもしれませんね😊

リアルにあれば、非常時にも役に立ちそうです。

五老星の能力は『悪魔の実』由来ではない?

今週もっとも話題を呼んだのは、化け物じみた五老星の勢ぞろい図と、その正体が明かされたことですよね!

そして多くの読者はあるひとつの特徴に気がついたはず。

五老星の名前の隣に……『悪魔の実』の名前が記載されていない‼

これって、五老星の能力は『悪魔の実』には由来しておらず、彼らの正体そのものが『悪魔』なのではないかと感じた方も多いのでは?

尾田先生の有名な発言に『ワンピースの世界での不思議なことは悪魔の実だけ』というものがありまして、筆者はこの言葉に囚われているんですけど、『悪魔の実』という単語を『悪魔』と『実』に分解してしまえば、『悪魔』もワンピース界での不思議として存在していても良いわけです。

かなり強引ですが……(汗)

でもね、かつて我らがブルックが2年の修行に励む前に飛ばされた土地の事を思い出してみましょう。

ハラヘッターニャ族の悪魔信仰儀式は悪魔の存在の匂わせかもしれない

約500話ほど前になりますが、『ONE PIECE』単行本54巻・第524話“もう誰にも止められない”の中で、バーソロミュー・くまにブルックが最初に飛ばされた島「ナマクラ島」での一場面を思い出してください。

貧困の国『ハラヘッターニャ』では悪魔が信仰されており、五老星が登場したときと同じような魔法陣を信者たちが取り囲んでいました。

「本当に黒魔術で召喚できた!」と信者も驚きをみせていたことから、このときは『悪魔』はワンピース世界の中でも空想の産物であり実在するものではないと考えられたはず。

ところが、今話の描写から「五老星の正体は悪魔である」という可能性が浮上したわけです。

つまり、ハラヘッターニャでの悪魔信仰儀式は五老星の正体の伏線だったという可能性も!

ブルックは2年の間に何の修行をしていたのか、他のクルーに比べて抽象的でつかみづらい印象がありましたが、

  • 黄泉の国
  • 悪魔

ブルックに纏わるワードがつながる日も近いかもしれませんね!

五老星の正体と特徴対応表

元ネタはすっかり出回っている様子ですが、筆者も調べておりましたので記念に掲載させてください。

せっかくですので簡単に表にしました。

五老星モデル
惑星
モデル
モンスター名
トップマン・
ウォーキュリー聖
水星
封豨
イーザンバロン
・V・ナス寿郎聖
金星
馬骨
マーカス・マーズ聖火星
以津真天
シェパード
・十・ピーター聖
木星
サンドワーム
ジェイガルシア
・サターン聖
土星
牛鬼
『太陽』に近い順に並べています

表にしてみると、サターン(土星)は太陽から最も遠いんだなぁということがわかります。

「わかったから何だ?」って感じですが(汗)

今回明らかになった五老星の能力?の元ネタとなった妖怪について、次の項からそれぞれ解説いたしましょう。

サターン聖=牛鬼ぎゅうき

別名では土蜘蛛とも呼ばれています。

BIRD

ビジュアル的にも『牛』より『蜘蛛』っぽいよね

以下、Wikipediaより概要の引用です。

各地で伝承があり、その大半は非常に残忍・獰猛な性格で、毒を吐き、人を食い殺すことを好むと伝えられている。ただし、その中の一部には悪霊を祓う神の化身としての存在もいる(後述)。

伝承では、頭が牛で首から下は鬼の胴体を持つ。または、その逆に頭が鬼で、胴体は牛の場合もある[1]。また、山間部の寺院の門前に、牛の首に人の着物姿で頻繁に現れたり、牛の首、鬼の体に昆虫の羽を持ち、空から飛来したとの伝承もある。

海岸の他、山間部、森や林の中、川、沼、湖にも現れるとされる。特に淵に現れることが多く、近畿地方や四国にはこの伝承が窺える「牛鬼淵」「牛鬼滝」という地名が多く残っている。

『百怪図巻』など江戸時代に描かれた妖怪絵巻では、牛の首をもち蜘蛛の胴体を持っている姿で描かれることが多い。『百鬼夜行絵巻 (松井文庫)』では同様の絵が「土蜘蛛」という名で記され牛鬼(鳥山石燕『画図百鬼夜行』に似たものが描かれている)と区別されている例もいくつか見られる。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%9B%E9%AC%BC

特徴をまとめると

  • 毒を持つ
  • 頭部と胴体が別の動物のことが多い
  • 人を食い殺すとされる一方で、人を救う一面もある(身代わりとして消滅する)

以上のような感じとなりますが、ウィキの最後に気になる記述がありましたので続けてご紹介。

妖怪漫画家・水木しげるは、牛鬼の背後には牛に関する古代インド神として、大自在天の化身である伊舎那天や閻魔天が関係しており、また近隣に菅原道真(= 天満大自在天)を祀った天満宮があることが関係していると推測している[31]。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%9B%E9%AC%BC

文中の『閻魔天』はインド神話における梵名では『ヤマ』と呼ぶそうです。

ここで、『ワンピース』の考察界隈にくわしい読者なら「インド神話」のワードに引っかかるのではないでしょうか。

インド神話から連想される”ルフィ=ハヌマーン元ネタ説”。

ざっくり説明すると、ルフィの性格や家族関係などの設定はインド神話に登場する神のひとり「ハヌマーン」がモデルになっているとする考察です。

ハヌマーンの半身が猿であることから、ルフィの苗字である「モンキー」にも通じます。

Gの一族

『太陽』にも縁の深い神様なんですよね

『ヤマ』と『ハヌマーン』の関係などを深堀りして探っていけば、新たな発見があるかもしれません。

マーズ聖=以津真天いつまで

サンジが『明らかにやべぇ怪物』と表現したとおり、上空を移動する姿は不気味でしかない怪鳥。

  • 鳴き声は「いつまで」「いつまでも」
  • 疫病や戦乱・飢餓などの時代背景を元に登場
  • 上記の背景で放置された死体を食らう
  • 怨霊との一説もある

参考・出典:ウィキペディア 

非常に資料の乏しい怪物ではありましたが、「いつまでん」という別の呼び名では『ゲゲゲの鬼太郎』や『女神転生』にも登場していたようです。

インド神話との関連性は特に見出せませんでした。

『マーズ』=火星であることから、地球には最も近い惑星をモチーフとしており、そこそこの強さを感じさせる怪物ですね。

ウォーキュリー聖=封豨ほうき

Gの一族

トップマンなだけに、トップなのかなって人ですね

勝手に五老星の中でもリーダー格ではないかと睨んでいるのですが、元ネタは中国の怪物でした。

  • 姿は猪(いのしし)
  • 怪力・乱暴な性格から「封豨修蛇」という乱暴者を表現する熟語の元になる
  • 人を食い殺す

封豨も中国発生の怪物であることから、インド神話との関連は特になし。

しかし、五老星の中で最も戦闘力が高そうな印象を受けます。

モデル惑星『水星』は『太陽』にもっとも近いところからも、何かありそうな予感しかありません。

V・ナス寿郎聖=馬骨ばこつ

火事で焼死した馬が化けた存在、という何とも情報の乏しい妖怪なのですが、ビジュアルのインパクトはピカイチでした。

Gの一族

なんならちょっとカッコイイと思ったりする

パンクハザードに居た彼らの上位互換のような気すらしてしまいます。

BIRD

ルフィ見ちゃったら、目が輝いちゃうんじゃないの

モデルの『馬骨』は、ヒキガエルの妖怪と蚊帳の中で向かい合う姿が描かれた絵巻が存在したりと、どことなくほのぼの感があります。

先にあげた3怪物のように『人を食らう』ような記述も見当たりません。

しかし、トップマン(ウォーキュリー=水星)に次いで太陽に近い存在ですので、惑星視点で考えると五人の中で2番目に上位に居る存在のように思えます。

十・ピーター聖=サンドワーム

どしてもモブ感が拭えないモンスターである『サンドワーム』。

視力はなく、嗅覚と聴覚のみで生きている点も、モb(以下自主規制)。

ニカルフィが発言したように、まさにミミズを模した生き物で、「DUNE/砂の惑星」というアメリカ合衆国発のSF映画に登場したことで有名なモンスターです。

宮崎駿監督の名作『風の谷のナウシカ』に登場する「王蟲」の元ネタとの噂も!

ゲーム『Final Fantasyシリーズ』では「サンドウォーム」という名前でお馴染みですね。

FF内でもそんなに強い印象がない怪物なのですが、そこは世界の頂点に君臨する五老星。

強い覇気に怯んだのか、ニカルフィも一瞬ピンチに。

Gの一族

五老星ともなれば、ニカより強……

CAT<br>

巨人二人に瞬殺されたにゃ

哀れ!シェパード・十・ピーター聖@サンドワ―――ム!(´;ω;`)

五老星は五人でひとつ?

五老星の正体の元ネタを解説しつつ、彼らの五人の中での地位・序列についても少し触れました。

五人いれば当然上下関係は存在すると睨んでいたのですが、そうでもない可能性も浮上。

怪物の特徴からすると、5人中3人(?)は『人を食らう』性質を持つため、当初はたびたび作中に出てくるカニバリ的な暗喩を思い浮かべたのですが、以前から囁かれる五老星の名前の元となる『惑星』の並びから考えると、人を食うからと言って、かならずしも上位に居るわけでもないと思いなおすこととなりました。

ピーター聖は特に、モンスターとしてはどうしても雑魚敵の印象が拭えないため五人の中ではもっとも位が低いのではと感じてしまうのですが、惑星の並びを見てみると決してそのような断言できないことがわかるんですよね。

並びだけでみるとサターン聖が一番太陽から遠い存在ということに!

これはなんだ???

どういうことでしょう?

CAT

ピーター聖はいつも立ってるから下っ端と思っていたにゃ

BIRD

サターン聖は手前に座っていることが多いね

思えばエッグヘッドに最初にやってきたのは『サターン聖』でした。

複数の敵がいるときは大体弱い奴からやって来るのが世の物語の定番とすれば、やはりサターン聖が五人の中でも下の位にいるのかもしれません。

しかし、筆者が勝手に序列を考えているだけで、そもそも五人の間では序列など存在しないのかもしれません。

その証拠にサターン聖は『科学防衛武神』という役職のための仕事にやって来ただけですし。

五老星が意識を共有しているかのような描写から、五人で一体である可能性もなきにしろあらずかな、と思います。

Gの一族

五老星がどのような過去を辿り現在の姿となったのかは非常に気になるところですね!

ゾロVSルッチ戦も決着!

我らがジンベエ親分が、力づくでも連れて行くと駆け付けたゾロVSルッチの現場。

戦闘は続きそうでしたが、サンジのひとことで急展開にて決着に。

Gの一族

ってことは、つけようと思えばつけられた決着よね?

わざと決着をつけなかったようにも思えてしまいますが、おそらくサンジの台詞が効果的だったのでしょう。

BIRD

『斑(マダラ)』に対する『彪(まだら)』狩りね

ここで、ワノ国出身と思われる剣士・ナス寿郎聖@馬骨との闘いに発展するとすればアツくないですか?

ってことで、ゾロVSナス寿郎戦の可能性について少し触れさせてください。

ミホークの元での2年の修行

一味の二年間の修行期間、ご存じのとおりゾロはシッケアール王国跡地にてミホークの元で剣術修行に励んでいました。

しかし、二年のあいだ具体的にどのような修行をこなしていたのかは明らかになっていません。

CAT

武装色の覇気くらいだにゃ

ゾロの左目の傷のゆえんも明かされておらず、巷には「実は失明していない」という考察も存在していますね。

Gの一族

筆者もざっくりおなじ考えです

では、失明しておらず『わざと』左目を閉じていると仮定した場合、ゾロの左目はいつ開くのかを次の項でお話したいと思います。

次回・第1111話でゾロの左眼はひらくのか?

ゾロ目話ではゾロに関する何かが起こる

これは、考察界隈の一部で囁かれているジンクスです。

ってことで、次の話で何かが起こりそうな気がするのですが、さすがに唐突に感じますね。

しかし、近いことは起こりそうな予感もします。

突如あらわれた『馬骨』Vナス寿郎と対峙することになる展開は充分考えられ、左目の開眼の伏線が描かれる可能性はあるのではないでしょうか。

Gの一族

エッグヘッド編でのミッションは「脱出」にあるので、ガチで闘うシーンは先に延ばされる気がします

ドリーとブロギー


ONE PIECE 15 (ジャンプコミックス) [ 尾田 栄一郎 ]

ひたすら笑顔のドリーとブロギー。

Gの一族

やっとルフィと逢えましたね~😊

『たまらず会いにきた』

巨兵海賊団がエッグヘッドに乱入してきた件について、さまざまな考察が飛び交っていましたが、「たまらず」会いに来たという台詞にすべてが詰まっているのではないでしょうか。

  • ニカの手配書を見た(太陽信仰)
  • 新聞を読みルフィの近況を案じる
  • エッグヘッドはエルバフの近く

上記の条件がそろい、いてもたっても居られない状態だったわけですね。

Gの一族

ウソップとの再会も楽しみです♪

次々回以降、約一か月の休載する旨尾田先生よりアナウンスがありましたが、2024年4月2日~4月21日までの間、エッグヘッド編に登場する人物の過去登場回がタダ読みできるので要チェックです!

ONE PIECEスタッフ公式アカウントより

ここでルフィたちと、ドリーとブロギーとの初めての出会いについて振り返ってみましょう。

リトルガーデン編は単行本13巻~15巻

話数でいくと115話~129話となります。

リトルガーデンと呼ばれるジャングル島で100年間決闘を続けているというドリーとブロギーという巨兵海賊団の二人の船長と、ルフィたちは出会います。

短い時間ながらも深い友情が芽生えたルフィたちと二人の船長。

いつか必ず会おうと固い約束を交わし、両者はいったん別れることとなりました。

Gの一族

約1000話越しの再会だから、懐かしいはずよね

BIRD

リアル時間では約25年ぶりの再会よ

CAT

物語時間では2年しか経っていないにゃ

ここで気になったのが『懐かしい』という台詞です。

そのまま受け取ってもいいのですが、どうしても何か裏があるのではと考えてしまいます(;・∀・)

巨人族の寿命は他の民族よりも長く、ドリーもブロギーも160年以上生きているわけなので、もしかすると過去に五老星と対峙したことがあるのでは?なんて考えがよぎりましたが、考えすぎでしょうかね?

技名『太陽鋸(タイヨウノコ)』がルフィ(ニカ)をストレートに表現していましたね、どんだけ。

まとめ:第1110話はトラウマ絵面えづら回だった!

語ることが多かった1110話の感想でした。

本文中でお伝えしたとおり、次の1111話をもって尾田先生は約一か月の休暇に入られるとのことで、お身体が第一ですからじっくり労わっていただきたいなと切に思います(同世代)。

そして今週、ついに次の話のチョイ見せ公開後の投稿になってしまいました。

ま、じっくり考えた末の記事ということで落ち着きたいのですが、じっくり考えてそれかよーというツッコミは無しでオナシャスです。

ではでは。

また来週お会いいたしましょう。

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